結婚後の生活のために

20代の後半になって、新たな会社の面接に行くと、まずは既婚者かどうかという部分を確認されます。というよりも履歴書に配偶者の有無を記入する欄があるのですが、無しの場合は、結婚の予定があるかどうかを聞かれます。結婚する予定があることと、仕事のこととどういった関係があるのかと思っていたのですが、やはり結婚すると仕事を辞めてしまう人が多いのだと感じました。
私は仕事上で、社会人経験の中で寿退社していった女性を見たことがありません。私の友人の例でいうと、結婚してしばらくは仕事を続けていたそうです。通勤に一時間かかるようになってしまったのですが、それでも一年ぐらいは続けていたと思います。通勤時間が一時間は通勤圏内の範囲内と言われますが、帰宅後、食事の用意や家事をしなくてはいけない女性にとっては、かなりの負担となります。一年間頑張った彼女でしたが、勤めていた会社を退職し、新居の近くでパートを始めました。彼女は結婚後によりよいタイミングを計って円満に退職できたそうですが、世の中には、結婚後続けたくても続けられなかったり、逆に辞めさせてもらえなかったりとうまくいかない女性達が多くいるようです。日本をみると働く女性へのサポートが欠ける会社がほとんどだといってもおかしくありません。女性が自由に働ける社会を早急に実現させてほしいものです。寿退社という言葉は最近ではあまり聞かなくなりましたが、周りを見渡すと「結婚して早く辞めたい」という女性は意外といるものです。寿退社の響きは良いですが、辞めるまでの引き継ぎや手続きなどを考えると意外と大変です。円満に退職するポイントがこちらのサイト【女性のための寿退社計画サイト】に記載されていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

先程の面接の話の戻りますが、結婚の予定はありますか?の真意はこういう部分になるのだなと感じました。別々に暮らしていたものが一緒に住むようになります。お互いの仕事の通勤などのことを考えて間ぐらいで新居を構える人もいるかもしれません。それなら、仕事を辞める必要はないかもしれませんが、私の友人夫婦の場合は子どもができた時のことを考えて環境の良さを優先し、場所を決めました。また、これまでは一人だけの生活で食事なども適当でよかったものが、しっかりと作らなくてはいけなくなります。ライフスタイルが変わると、都度その状態に合った生活が必要になります。